09.株式投資で利益を出すための5つの心得
株式投資は自分の中で明確なルールを設定し、それを実行することが必須です。
感情に流されてルールを守らなければ株投資で損をし続けることになるでしょう。
しかし、株投資初心者はどんなルールを決めれば良いか分からないですよね。
そこで、株投資で使える5つの心得をご紹介します。
1.慌てて購入しない
念入りな情報収集や分析をして購入する銘柄を決めた時にやりがちなのが、焦って購入してしまうことです。
購入銘柄を決めたら早く購入したい気持ちは分かりますが、焦って購入するような人こそが市場のいいカモになってしまいます。
購入のチャンスは明日も明後日もあるのですから、一旦落ち着いて冷静になりましょう。
2.三割高下に向かえ
「三割高下に向かえ」という相場の格言があります。
これは、どんなに値動きの激しい銘柄でも3割以上振れることは少ないことを表した言葉です。
株価が上昇しているからとあまり欲張る、急激に下落相場になってしまうこともありますから、三割高下の循環を頭に入れておいて売買を行います。
3.含み益は売却するまで利益ではない
保有している株の株価が購入時よりも値上がりして、この時点で売却すれば利益が出る状態のことを含み益といいます。
含み益はあくまで現時点での想定利益で、言ってみれば絵に描いた餅なので、下落相場に入ってしまえば、あっという間になくなってしまいます。
含み益は売却してはじめて利益が確定します。ずるずる保有しないためにも、あらかじめ利益確定や損切のルールを作っておくことが重要です。
4.下手なナンピンは大けがのもと
ナンピン(難平)とは、保有する株が値下がりした時に、その銘柄を買い増しすることです。
ナンピンは資金に余裕があり、株価が持ち直す可能性が高い場合は有力な手法です。
しかし、株価は持ち直すことなくずるずると値下がりしてしまうことが多く、損害を拡大させることになります。
資金に余裕がない人、長期保有するつもりのない人には決しておすすめできません。
5.初心者は「当てにいかない投資」を
短期的な相場の上げ下げで利益を出すことを「当てにいく投資」といいます。
「当てにいく投資」は毎日の株価の値動きやニュースに目を配るのはもちろん、政治・経済動向の予想、データ分析など投資のプロが行っているような高度な知識やテクニックが不可欠です。
対する長期分散投資は、長い目で成長を期待する「当てにいかない投資」です。
常に市場の動向に注目し続けなければいけない「当てにいく投資」よりも、すぐに大きなリターンは望めなくても長期・積立・分散を継続する「当てにいかない投資」の方が簡単に実践できておすすめです。