05.10万円以下で始められる株式投資
投資は大きな資金がなくても始められる
投資は資金がないと始めにくいと思いがちですが、そんなことはありません。
少ない資金でも始められる少額投資をご紹介します。
10万円以下の資金で株式投資を始めるなら、3つの方法があります。
1.安くて良い銘柄を探す
2.1株から購入
3.積立投資(投資信託)
1.安くて期待できる銘柄に投資する
通常、株は100株単位(単元株)で購入します。
つまり、株を買うのに必要な資金は「株価 × 単元株数 + 取引手数料」となります。
例えば、現在の株価が6,500円の株を購入するためには、6,500円×100=650,000円+手数料が必要です。
価格の高い株はある程度まとまった資金が必要となりますが、銘柄によっては有名企業であっても単元株10万円以下で買えるものも多くあります。
中には、1万円以下で買えるものも!
単元株で保有すれば株主優待も受けられますよ。
2.1株単位で購入する
株取引は100株単位(単元株)で購入するのが基本だと説明しましたが、実は、1株から購入する方法もあります。
それが、ミニ株(単元未満株)です。
ミニ株とは、1株や10株でも購入できる投資商品です。
トヨタ自動車やJR東日本(東日本旅客鉄道)といった1株数千円する銘柄でも、気軽に購入することができます。
1万円あれば数種類の銘柄が買えますよ。
少ない資金でも株価が高い企業の株式を購入できるのがミニ株のメリットですが、手数料は割高になります。
また、売買のタイミングを自分で決められません。証券会社によっても違いますが、通常は売買申込をした翌日の株価で取引を行います。そのため、株価変動の大きなチャンスを逃してしまう可能性があります。
しかし、ミニ株は少額から投資を始められますし、複数の企業へ投資を分散して、株価変動によるリスクを回避することもできるメリットも大きい投資方法です。
3.積立投信(投資信託の積立)
「貯金の代わりに投資をしたい」「手元にまとまった資金がないけど資産運用したい」方におすすめなのが、積立投信です。
積立投信は、毎月一定額額の投資信託を購入しながら積み立てていく投資スタイルです。
投資信託は、プロに投資を委託して運用してもらう投資手法のため、投資に対する専門知識がなくても始められます。
少額でも自動的に分散投資になるのでリスクを避けられる、毎月一定額を自動的に購入するため価格変動や購入のタイミングによるストレスが少ないなどのメリットもあります。
また、非課税口座の「つみたてNISA」もあります。
長期運用を目的とした投資ですから、短期・中期でリターンを得たい人にはおすすめできません。