17.投資に失敗する3つの理由と、しくじらないための方法
基本的に投資にはリスクがつきものです。
しかし、正しい知識と対策をとることで、失敗を回避することができます。
そこで、特に投資初心者がやりがちな失敗例の紹介と、リスクコントロールの方法を紹介したいと思います。
株初心者がやりがちな3つの失敗と対策
感情に左右されて取引をしてしまう
投資は客観的な数字やデータを見て、冷静な判断をすることが何よりも重要です。
感情に流されて運用してしまった結果、損をしてしまう例は多くあります。
■対策:適切な知識と情報で合理的な判断を
「この銘柄が盛り上がっているから買っておこうかな」といったノリや雰囲気で取引せず、冷静に合理的な判断をすることが非常に重要です。
逆にいえば平常心を保って決断をすれば、投資の成功確率は高くなります。
損切がうまくできない
損切りとは損失を最小限にとどめるために、株を売却して損失を確定させる手段です。
思うように上昇しなかった場合は、損失が大きくなる前に手を打ってその資金を次の投資にあてるのが合理的です。
「少し待てば株価が戻るのでは?」などとズルズル先送りをしていると、結果として損を拡大させてしまいます。
対策:損切のルールをしっかり決める
損切りのラインには絶対的な基準はなく、人によって利益を出しやすいと感じるルールは違いますが、自分の中の基準をしっかりと定めておくことが大切です。
また、決めたルールは必ず守るという強い意識を持ちましょう。
買った投資信託を放ったらかしにしてしまう
投資信託は長期保有が基本ですが、買う前は色々と情報収集をするのに、買った後はなんとなく安心して放置してしまい、気づいたら大幅に元本割れしていた・・・なんてことも。
長期運用でも投資先によって「旬」はあるので注意が必要です。
対策:長期運用だからと放置は厳禁
投資信託は頻繁に売買する投資商品ではありません。長い目で見て値上がりが期待できる投資信託を見つけたら、長く保有するべきです。
ただ、「長期保有=放ったらかし」ではありません。
定期的に保有している投資信託の情況を確認して、必要なら売却も検討しましょう。
危険な兆候は2つ。まずは、保有しているファンドの純資産残高が減っている時は、多くの投資家が信託を解約して逃げていたり、分配金を払いすぎて資産が減っている状況が考えられます。
もう1つは運用成績が悪い場合です。期待するリターンに達していないからと即座にダメだと判断してはいけませんが、類似するファンドと比較して成績が悪いケースは信頼できない可能性があります。