16.お得に活用したい株主優待
株主優待とは、投資先の企業が配当金とは別に、株主に自社のサービスや商品を提供する制度です。
自社の製品やサービスを知ってもらうきっかけになることから、、株主優待を実施する企業は年々増えいます。
株式優待のメリット
株式優待のメリットは何といってもお得感です。
投資家が株を買う理由は、配当金などの「インカムゲイン」、株式の売買益の「キャピタルゲイン」がメインですが、株式優待はそれに続く3つ目の権利ともいえます。
株式優待のデメリット
デメリットとしては、「株主優待の廃止や改悪の可能性がある」ことが挙げられます。
優待の改悪・廃止が発表されると、多くの投資家が保有株を手放すため、株かが急落して大きく損をする可能性があります。
株主優待でどんなものがもらえる?
株主優待でもらえるものは
・自社商品
・乗車券
・買物割引
・食事割引
・宿泊割引
・お米や金券
・社会貢献活動への寄付
など多岐にわたります。
せっかくの優待を使わないと勿体ないで、よく利用するお店の商品券や使いやすい食品がもらえる銘柄がおすすめですよ。
株主優待銘柄に投資する際に気を付けるポイント
株主優待をお得に活用したいなら、いくつか気を付けるポイントがあります。
■1.投資先として魅力的かどうか
株式投資とは、将来性や社会性に期待して株式を購入し、利益を狙うことです。
つまり、「株主優待だけを目的に株式投資する」のは、本末転倒です。
もちろん優待内容は重要な判断基準ですが、それだけにとらわれると、株価の値下がりによっては優待以上の損失が出てしまう可能性もあります。
■2.権利付き最終日を確認
株主優待を受けるためには、「権利付き最終日」に株式を保有している必要があります。
権利付き最終日とは、株主優待の権利が確定される日で、権利確定日を含む3営業日前です。
権利付き最終日に株式をもっていないと、せっかくの株主優待をもらいそこねてしまいます。
■必要株数確認
優待の受取りに必要な株数を確認しておくことも忘れないでくださいね。
最低投資単位は100株ですが、優待を受けるのに必要な株数は企業によって違います。
また、保有している株数によって優待の内容が変わる場合も多いため、株主優待目的で株を購入するなら、事前に優待内容をしっかり確認しておきましょう。