11.投資でリスクを抑える方法
リスクとは投資の振れ幅
リスクとは「危険」という意味で捉えがちですが、資産運用の世界では「値動きの振れ幅(大きさ)」のことをいいます。
つまり、「リスクが大きい」とは、「大きく利益が出るかもしれないし、大きく損失が出るかもしれない」意味です。
リスクを抑えるポイント3つ
「ハイリスクハイリターン」などと言ったりしますが、長期的な目線で見ると、リスクは小さく抑えて運用した方が資産は増えやすいんです。
投資の基本は価格変動のブレを抑えて、安定した成長を目指すことです。
資産の分散
1つの金融商品にまとめて投資せず、異なる様々な金融商品に分散して投資をしましょう。
平均して全体の値動きのブレが小さくなり、資産全体の値動きが緩やかになる効果が期待できます。
時間の分散
安いときに買って高いときに売るのが理想ですが、そのタイミングを読むのは専門家でも難しいことです。
そこで、一度に資産を全部投資するのではなく、何回かに分けて投資したり、毎月一定額を積み立てるなどの方法で購入時期を分散させます。
一度に投資するよりも、購入価格を抑える効果が期待できます。
長期投資
短期の値動きの幅に振り回されず、長い目で見ることが大切です。
長期保有は短期投資に比べて値動きの振れ幅が小さくなり、安定的な収益が期待できます。